舞台/ロッカールームに眠る僕の知らない戦争
>ドフトエフスキーの『罪と罰』を安保の時代に置き換え
>理想と現実の間で揺れた若者たちを描いた切なくも儚い青春群像劇!!!
5/12の昼回を観ました。
そもそも上記のあらすじを公式サイトで見ていたはずなのに、なぜかタイムスリップものだと思い込んでいました。現代の主人公が学校のロッカールームで過去にタイムスリップしちゃって安保の学生運動に巻き込まれてしまうっていう。
もちろんそんなことはなくストレートに青春群像劇でしたが、ある意味そんな感じかも。
東大に合格し上京してきた主人公が一目惚れしたのは、強い思想を胸に学生運動に打ち込む美少女。彼女の気を惹くために運動に参加するうちに、主人公は取り返しのつかない罪を犯してしまい、その罪の意識に苛まれることになる。
ストーリーの展開はほとんど『罪と罰』そのままです。
物語の伏線が綺麗に回収されていたので内容の割に変な後味の悪さもなく、ぶっちゃけると刑事役の谷口さん目当てで行ったので、谷口さんのひたひたと忍び寄るような演技も堪能できて個人的には大変満足でした。
数年ぶりにアンドレ関係以外のお芝居を観たので、何だか新鮮に感じられた気がします。すごく、お芝居!ってお芝居を観に行っているのですから当たり前のことを当たり前に感じてしまった。
アンドレは登場人物の心情を表すようなBGMとか、オープニングや休憩前のイメージシーンとか、舞台なのにどこかお芝居よりアニメっぽいところがあるので。
日程:2012/5/11(金) ~ 2012/5/13(日)
会場:渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール