めち忘備録

毎日もにもに

展示/戊辰戦争―慶応四年 下野の戦場―

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上記のポスターを3月の会津旅行の時に奥会津博物館で見つけて気になったので、はるばる来たぜ宇都宮(自宅から約2時間半)

都内からJRの「休日おでかけパス」を使ったのですが、宇都宮駅はフリー区間外になってしまうのですね。フリー区間内の自治医大駅から宇都宮駅までの往復分だけ切符を別に購入しましたが、それでもパスを使った方がちょっとお得だったので。

 

展示の感想を一言であらわすと「なんで山川?」でした。

上記の展示会ポスターにいるのは会津の山川大蔵(左)と土方歳三(右)、それから乾退助を中心とする土佐上士の集合写真(左下)。確かにそれぞれ下野周辺の戦闘に関わっていますし、ポスターにこれだけ大きく載っているのですから、展示の中心もこのメンバーなのかなと普通は思うじゃないですか。

そんなことなかった。

 

土方さんはまあ仕方ないにしても、山川さんをここまで前面に出した理由がどうしても思いつかなかったのでした。敢えて言うなら来年の大河ドラマ繋がりなのかなぁ。

山川目当てで行ったのでちょっと肩透かしにあった気分ではありましたが、宇都宮藩内における大橋訥庵の影響や県勇記の活動、そこから繋がる山稜修補関係の資料などは興味深く見学しました。

蒲生君平の『山稜志』とかすっかり頭から抜けてた。博物館学か何かの講義で知って面白い!って思ったのを一緒に思い出しました。前方後円墳という言葉の発祥。

 

他には、ポスターにも使われている土佐上士の集合写真を改めて名前付きで見たので、チェックシャツの真辺さんのイケメンっぷりを再確認したり、山地ガン付けてるうううってなったり。そして菩薩のような片岡さんの表情…。

そういえば松平太郎の写真も展示されていましたけれど、あの人本当に何者なんだろうね…と一緒に行った3人でぷるぷる。

 

テーマがざっくりしていたせいか全体的には散漫とした印象を受けましたが、土地ならではの史料を中心とした展示内容だったので勉強になりました。というかこのあたり完全に勉強不足なのであとで確認しないとです。鳥取藩の名前が多かったことと、棚倉藩についても確認。

 

期間:2012/04/28~2012/06/10

会場:栃木県立博物館

 

追記。

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せっかく宇都宮まで来たのでお昼はラーメンと餃子を食べましたよ。ネギトロチャーシュー。チャーシューがとろっとろで美味しかったです。